鉄を吸収するために腸内細菌について知ろう!

こんにちは、一般社団法人婦人科セラピー協会の有山です。

前回のブログで炎症があると、腸からの鉄の吸収をストップしてしまうから、

鉄サプリを一時的に飲まない方がいいですよ、とお伝えしました。

では、しっかり鉄や栄養素を吸収するには、どうすれば良いか考えていきましょう。

胃腸の状態を整えてあげることが重要です。

鉄は、人間にとって必要な栄養素ですが、細菌にとっても大好きな栄養素なんです。

良い菌のエサになってくれたら良いのですが、悪い細菌のエサになってしまっては困ります。

食事内容や、カンジタ菌や、副腎疲労、自律神経の乱れなど、腸内環境を乱すようなことがあると胃腸の状態は悪くなり、栄養の消化や吸収にマイナスになってしまいます。。

そもそも、腸には100腸個もの腸内細菌が存在していると言われています。

その腸内細菌のバランスを保つことが重要です。

腸内細菌とは

皆さんも聞いたことがあると思いますが、腸内細菌は大きく分けて3つに分けられます。

消化、吸収に役立ち、人にとって良い働きをしてくれる『善玉菌』。

便秘や下痢を招いたり、代謝によって毒素を作ったりする、人に悪影響を与える『悪玉菌』。

そして、腸内細菌の中で最も多く、多数派に傾く日和見菌。

この3つは、善玉菌:日和見菌:悪玉菌=2:7:1が理想的なバランスです。

悪玉菌が善玉菌より多くなると、日和見菌は多数派に傾く性質があるので、腸内環境は悪くなってしまいますよね。

カンジタ菌はどこにでも存在する

腸内細菌が悪玉菌に傾くのはどのような状態のときかというと、カンジタ菌の状態によります。

カンジタ菌は口腔内、膣、腸内など、粘膜にに存在しています。

カンジタ菌は、桿菌と真菌という2つの菌から成り立っています。

桿菌は日和見菌なので、腸内環境が悪いと真菌に傾き悪玉菌の増加につながります。

腸内のPhは酸性に傾いている状態が良いのですが、アルカリ性に傾くと真菌が発動してしまいます。

桿菌のときは、悪さをしませんが、真菌になるとニョキニョキと触覚を表し、

腸の粘膜にプスプスと穴を開けてしまいます。

怖いですよね〜。

そうなると、腸内の炎症につながってしまい、鉄の吸収を邪魔してしまいます。

口が片方切れてしまっている人や、皮膚の状態がよくない人は腸内がアルカリ性になっている可能性が高いです。

腸内のPhを酸性にしておくために、乳酸菌やビフィズス菌を積極的に取り入れたいですね。

まとめ

腸内環境が悪いと、鉄は悪玉菌のエサになってしまい炎症を悪化させてしまいます。

鉄を吸収して身体にとって良い働きをしてもらうためには、腸内を酸性に保つことがポイントです。

お肉は酸性の食品ですが、摂りすぎると腸液がたくさん出てアルカリ性に傾いてしまう可能性があります。

同じ食材に偏らないように、バランス良く食べることが大切ですね。

有山知恵子
鍼師、灸師(国家資格)
日本体育協会認定AT(合格率1%以下の時代に取得)
栄養士(都道府県知事資格)

病院のリハビリ室や、シンクロやアメフトなどのスポーツ現場で、栄養士やアスレティックトレーナーの資格を活かし活動。

東洋医学と女性の健康の第一人者として、
主に横浜市、東京都新宿区でのセミナーを定期的に開催。

セラピストとして抜群の人気を誇り、その知識を講師として後輩セラピストに伝える。
「更年期に悩む女性のサポート」
「妊活に悩む女性のサポート」
「子育て中のママの健康」
の専門家として、
同業者向けセミナーや、
患者様向けに教室を開催。

現在、一般社団法人婦人科セラピー協会で、技術を指導するテクニカルディレクターとして活躍中。

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